続・希 Keyboard 夜話

第三夜「モバイル・キーボード」

 さて「かえうち」が到着するまでの間に準備するものがある、接続用のケーブルとキーボード本体、モバイルバッテリーである。

 iOS の Lightning 端子と USB キーボードをつなぐための変換アダプタであるが、Apple の「Lightning – USB 3カメラアダプタ」にする。作業途中の充電切れ対策として、充電用にLightning 端子がついた物を選んだ。Lightning ケーブルは他社製の物はしばらく使うと認識しなくなる物が多いため、かなり高値になるが純正品を選択した。


※Lightning – USB 3カメラアダプタ

 モバイルバッテリーは、現在使用している物は容量もアンペアも低いため、少し大きめの物を買い足した。

 キーボード本体に関しては、いま手元に「HHKB Type-S」と「HHKB Lite2」の二つがある。どちらもモバイル・キーボード候補だ。

 コンパクトなキーボードを購入しようかとも考えたが、ここはお試しでどちらかの「HHKB」を使用することとした。

 「HHKB Type-S」は本体に mini USB 端子があるので好きな長さのケーブルが使えるが「HHKB Lite2」は太っくて 2m もの長さの USB ケーブルが直付けである、iOS 端末との連携を考えるとキーボードの携帯性は絶対条件、ただでさえフルピッチのキーボードはサイズ自体が大きい、さらに 2m の極太ケーブルは致命的だ。そこでまた「HHKB Lite2」への改造を画策した。

 またしてもキートップを外し、洗濯ネットに入れで全部洗う。本体カバー、キートップ共に、プラスチック特有の経年劣化による黄ばみがあったため、漂白しようと Google 先生に聞いてみると、酸素系漂白剤を溶かした水につけ込み、一週間から10日ほど〝紫外線〟に当てろと言われたが、面倒くさいので止めた(笑)

 さて 2m もあるケーブルであるが、基盤の接続部で切断した、そして現在使用していない少し細目の USB ケーブルをぶった切り、内部でハンダ付けした。これで直付けではあるがケーブルを 30cm 程に短くすることが出来た。


※ぶった切られて生え変わった USB

 これで「HHKB Type-S」「HHKB Lite2」どちらでも持ち運び OK だ。